気になっていたフラワーワークショップの申し込みページで、手が止まっていませんか。
こんにちは、フラワーイベントの企画をしている花凛です。
「同じようなレッスンなのに、なぜ値段が3倍も違うの?」というご相談を本当によくいただきます。
この記事では、タイプ別の費用の目安と、企画する側から見た教室の見分け方をお伝えします。
先に結論をお伝えすると、金額そのものより「花材費が込みかどうか」を確認するほうが、はるかに失敗が減ります。

フラワーワークショップは4つのタイプに分かれます

ひとくちにワークショップと言っても、目的も費用もまるで違います。
自分がどれを探しているのかを最初に仕分けしておくと、比較がぐっとラクになります。

1日で完結する単発ワークショップ

その日のうちに1つ作って持ち帰る、いちばん参加しやすい形式です。
リース、スワッグ、ハーバリウム、季節のアレンジメントなど、テーマは会ごとに変わります。
所要時間は1時間から2時間程度が中心で、道具はすべて主催者が用意してくれます。
「まず花に触れてみたい」という方は、ここから始めるのがおすすめです。

月に1〜2回通う継続レッスン

同じ先生のもとで基礎から積み上げていく形式です。
花の名前や配色、ワイヤーの扱いといった技術が順番に身についていきます。
そのぶん入会金や月謝が発生し、費用の考え方も単発とはまったく別ものになります。

資格取得を目指すコース

将来お教室を開きたい、仕事にしたいという方が選ぶコースです。
たとえば公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)は、フラワーデザイナーの団体として2010年6月に内閣府から公益社団法人に認定されており、全国の公認スクールで段階的に資格を取れる仕組みを持っています。
興味がある方はNFDの公式サイトで認定校や検定の流れを確認してみてください。
ただし最初から資格コースに飛び込む必要はありません。
単発で何度か作ってみて、それでも花に触りたい気持ちが続いたら考える、くらいの順番で十分だと思います。

イベント会場の体験ブース

私が企画する側で関わることが多いのが、このタイプです。
フラワーフェスティバルや商業施設の催事に併設され、15分から30分ほどで小さな作品を作ります。
料金は1,000円前後と手軽ですが、席数が限られていて整理券が早々になくなることも珍しくありません。
本格的に学ぶというより、その日の思い出づくりに近い位置づけです。

費用相場は「何を作るか」で決まります

ここからは、実際の金額を見ていきます。
教室情報サイトのグッドスクールがまとめたフラワーアレンジメント教室の費用相場と、私自身が企画で扱ってきた予算感を突き合わせて整理しました。

形式費用の目安内訳の注意点
単発レッスン1回3,000〜10,000円花材費が含まれることが多い
継続レッスン(月謝制)月5,000〜15,000円花材費は別途のケースが目立つ
回数券・チケット制10回40,000〜80,000円有効期限の有無を要確認
入会金5,000〜20,000円体験レッスンでは不要な教室が多数
花材費(1回あたり)1,500〜5,000円季節の高価な花を使う回は高くなる

単発なら1,300円台から参加できます

思っているより下限は低いです。
ワークショップ予約サイトのCraftieでは、ハーバリウム作りが小瓶なら1,300円、22センチの大瓶で4,000円といった価格設定になっています。
体験プラン全体で見ても、小さめのアレンジメントは3,000円程度から。
「花のレッスンは高そう」というイメージだけで見送っているなら、一度検索してみる価値はあると思います。

同じ4,000円でも中身は同じではありません

料金差の正体は、ほとんどが花材です。
バラを主役にするのか、季節の枝ものを贅沢に使うのか、あるいはドライフラワーの端材を組み合わせるのか。
仕入れ値がそのまま参加費に乗るので、写真で見て「豪華だな」と感じる回は、やはりそれなりの金額になります。
逆に安すぎる回は、完成サイズが手のひらほどだったということもあります。
募集ページに完成品の実寸が書かれているかどうかは、地味ですが大事な判断材料です。

「花材費込み」の一行を必ず探してください

初めての方がいちばんつまずくのがここです。
月謝制の教室では、月謝に含まれるのは指導料と場所代だけで、花材費は毎回別払いというケースが少なくありません。
月謝8,000円だと思って通い始めたら、花材費が毎回3,000円かかって実質は月14,000円だった、という話は本当によく聞きます。
募集ページに書かれていなければ、申し込み前に問い合わせてしまうのが確実です。
ここをきちんと明記している教室は、ほかの案内も丁寧なことが多いというのが、私の実感です。

使う花の種類で、持ち帰った後の楽しみ方が変わります

見落とされがちですが、満足度を大きく左右するのが素材選びです。
レジャー予約サイトのアソビューによると、体験で使われる素材は主に3種類に分かれます。

  • 生花は、みずみずしさと香りを楽しめる定番の素材
  • プリザーブドフラワーは、水やり不要で長く飾れる加工花
  • アーティフィシャルフラワーは、生花をリアルに再現した造花

これに、近年人気のドライフラワーを加えた4つが、ワークショップでよく使われる顔ぶれです。

「その日を楽しみたい」のか「長く飾りたい」のか

生花のアレンジメントは、うまくいけば1週間ほど楽しめます。
香りや花びらの質感は、やはり生花にしかないものです。
一方、記念に長く残したいなら、プリザーブドフラワーやドライフラワーを選んだほうが後悔しません。
玄関に飾るスワッグを作りたいのか、テーブルに置く花を活けたいのか。
完成後にどこへ飾るかを先に決めておくと、選ぶ回そのものを間違えなくなります。

小さなお子さんと参加するときの注意点

ワークショップでは花ばさみやワイヤーを扱います。
そのため対象年齢が決められている会が多く、未就学のお子さんは同伴不可というケースもあります。
親子で参加できる回はきちんとそう明記されているので、申し込み前に確認しておいてください。

企画する側から見た、良いワークショップの見分け方

ここからは、私が現場で見ているポイントです。
募集ページを開いた時点で、当日の満足度はある程度読めてしまいます。

定員と講師の人数のバランス

丁寧に教えてもらいたいなら、定員6名前後の少人数制が理想です。
定員20名に講師1人という構成だと、手が回りきらず、待ち時間が長くなりがちです。
講師とアシスタントが何人いるかまで書いてある会は、運営に余裕があるサインだと考えていいと思います。

掲載写真が「その日つくる作品」かどうか

これは本当に多いすれ違いです。
募集ページの写真がイメージ画像で、実際に作るのはもっと小ぶりな作品だった、という落差でがっかりする方を何度も見てきました。
花は季節ものなので、まったく同じ花材が揃わないこと自体は仕方がありません。
それでも「当日の花材は入荷状況によって変わります」と正直に添えている主催者のほうが、私は信頼できると思っています。

追加料金と持ち帰り方法の記載

花材を足したいときの追加料金、作品を入れる箱や袋の有無。
この2つが書かれているかどうかで、主催者が初参加の人をどれだけ想定しているかが分かります。
問い合わせへの返信が早い教室は、当日の段取りも整っていることがほとんどです。

初参加の日に困らないための準備

最後に、当日の実務的な話をまとめます。
特別なものを買い揃える必要はありません。

服装と持ち物は、手持ちのもので足ります

  • 汚れてもいい服装で行く(花の茎から出る汁は落ちにくいことがあります)
  • 爪は短めに整えておくと、細かい作業がしやすくなります
  • エプロンとハンドタオルは、持参が必要かどうか事前に確認を
  • カメラやスマホは、完成直後がいちばんきれいに撮れます
  • 大きめのトートバッグがあると、持ち帰りがラクになります

帰り道が、意外といちばんの難関です

作品を無事に持ち帰るところまでが、ワークショップです。
生花のアレンジメントは水を含ませたスポンジが入っているぶん重く、傾けると水が漏れます。
夏場であれば、直射日光の当たる車内に長く置くだけで、花はしおれてしまいます。
そのため、レッスンのあとに長時間の買い物や食事の予定を詰め込むのはおすすめしません。
持ち帰りに1時間以上かかる方は、申し込みのときにその旨を伝えておくと、包み方を工夫してもらえることがあります。

まとめ

初めてのフラワーワークショップ選びで押さえておきたいことを整理します。

  • まずは単発の1dayワークショップから。1,300〜10,000円が中心の価格帯
  • 月謝制を検討するなら「花材費が別かどうか」を必ず確認する
  • 完成品の実寸と、当日の花材についての記載があるページは信頼できる
  • 長く飾りたいならプリザーブドやドライ、香りを楽しみたいなら生花
  • 定員6名前後の少人数制だと、初参加でも置いていかれません

正直に言うと、私が初めて参加したレッスンの作品は、今見返すとバランスがぐちゃぐちゃです。
それでも、自分で選んだ花を自分の手で束ねた日のことは、はっきり覚えています。
うまく作れるかどうかは、実はあまり関係ありません。
気になる会を見つけたら、まずは1回、申し込んでみてください。
花が咲く瞬間を、ぜひ一緒に楽しみましょう。

投稿者 bmmbmm